あの頃の君へ〜eternal love〜

『、、そうそう。』



『俺が優弥とこうなったきっかけ
ってのがさあ…』



俺は、ジェスチャーを交えながら
秀吉に青春の思い出話を始めた。



さかのぼる事、、今から12年前。



俺が中学1年生。
優弥は2年生。



当時、2人はサッカー部に所属し
共に汗を流していた部活仲間だった。



"仲村さん" "信平さん"



最初の頃は、もちろん俺も
"さん付け"で名前を呼んでいた。



しかし、あの頃の優弥は
少しも先輩らしくなかった。



元気もなく、笑顔もない…。



まるで目立たない存在だった。