あの頃の君へ〜eternal love〜

"鶴見…!"



"お前もう明日から
来なくていいよ。"



高校生の頃から4年間続けた
板金屋のバイト。



しかし、



些細な事から口論となり
俺は同僚と大喧嘩をしてしまった。



"お前の代わりなんて
いくらでもいるんだ。"



親方から突きつけられた
"クビ"という2文字。



俺は20歳にして
社会へ野放しにされてしまった。



そんな自分が



情けなくて…



悔しくて…



とても悲しかった。



『しょうがねぇ…
また別の会社探すか。』



すぐにそう思った。



けど、



俺には行く所も当てもない。



やりたい事も特にない。



こんな俺を必要としてくれる
場所なんてどこにも…



そんな時に出会ったのが
飛龍さんだった。