『俺がここまで来れたのは
全部飛龍さんのお陰です。』



…そう。



もしも、あの日あの時
彼と出会っていなければ、、



今の俺は絶対に存在しなかった。



飛龍さんは、俺を育ててくれた
誰よりも尊敬する"恩師"だから…



『本当に長い間お世話になりました。』



俺は深くお辞儀をして
心から感謝の気持ちを伝えた。



『またいつでも戻って来いよ。』



『…はい。ありがとうございます。』



『西園寺 蓮は、、永遠に不滅だ。』



もう戻る事はない。



今日からは、ありのままの
"鶴見 武瑠"として生きていく。



さようなら。
俺の大好きな場所。



こうして俺のホスト人生は、
最高の形で幕を降ろした。