あの頃の君へ〜eternal love〜

『っしゃーーっ!!』



『いくぞーーっ!!!』



5人の声は大きく
店内へ響き渡り…



俺たちは心を1つにして
全身で気合いを注入した。



そして俺も自分に誓った。



必ず歴史に残る最高の一夜を
作り上げてみせると。



その時、



飛龍さんが腕を組みながら
横目で俺に視線を送った。



『蓮!』



『お前がこの5年間で積み重ねて
きたものが今日で全て形になる。』



『だから思い切りやれよ。』



『自分らしく後悔
しないようにな。』



『はい!』



こうして、



俺のホスト人生最後の
営業が幕を開けた。