あの頃の君へ〜eternal love〜

『なんかあったのか?』



『説明してるヒマ
なんかねぇーよ!!』



『今すぐ店に来てくれっ!!!』



『はぁ〜!?』



『今すぐってそんなの
無理に決まってんだろ?』



『俺は今同伴中で‥』



『何言ってんだよ!!』



『店がっ…!!!』



『店が今大変な事になってんだ!!』



『とにかく急げっ!!!』



『おっ、おい!!』



優弥は理由も明かさぬまま
一方的に電話を切った。



『…ったく!あのヤロー!』



『何かあったの?』



成美さんが不思議そうに
運転席の俺を見つめた。



『いや、俺も何がなんだか…』



けど、このまま放って
おくわけにもいかない。



大事な店の緊急事態だ。



彼女ならきっと分かってくれる。