あの頃の君へ〜eternal love〜

『本当にいいのか…?』



『もちろんよ。』



『これはもうあなたの物!』



『だから‥』



『これからはこの車で
私を迎えに来てくれる?』



『ああ。約束するよ。』



助手席のドアを開け
今度は先に彼女を乗せた。



自分でも信じられないくらい
胸が高鳴っているのが分かった。



『今日はまだ時間大丈夫かしら?』



『ああ。あと2時間くらいは平気だよ。』



『じゃあ、ディナーでもどう?』



『この近くに美味しい
レストランがあるのよ。』



『いいね!』



まばゆい夜景とともに
車は流れるように進んでいく。



やはり高級車は走りが違う。



そのあまりの嬉しさに
俺はアクセルを踏み込んだ。