あの頃の君へ〜eternal love〜

『ねぇ…蓮。』



『……キスしたいわ。』



切なげに見上げるその瞳が



俺の心に



"今すぐ欲しい"と訴えている。



美希…ごめん。



今日だけは許してくれ。



俺はゆっくりと目を閉じて
その火照った唇を一気に奪った。



『成美っ…』



『…んんっ!』



『……あぁっっ、、』



彼女が俺の肩に腕を回して
甘い吐息を漏らした。



かすかに漂うフローラルの香りは
俺を誘惑するためのものだろうか。



『蓮、好きよ…?』



『ああ。』



冷たい春の夜風に吹かれて



2人は人目も気にせずに
互いを求め合った。