あの頃の君へ〜eternal love〜

『…それもそうね。』



『確かに、、』



『これだけのお客さんを抱えてる
あなたが"彼女を作る"だなんて…』



『不可能だわ…//』



成美さんが口元に手を当てて
クスクスと笑った。



おそらく彼女は
俺を信じ切っているだろう。



だからもう少しだけ…



甘い夢を見させてやるんだ。



『じゃあ、本当の理由は…?』



『私にだけ聞かせてちょうだい?』



彼女は上目使いで
こちらを見つめ…



俺の首すじに舌を這わせた。



『…分かった。』



『成美さんにだけは言うよ。』



『本当の理由を、、』



そうして、



軽くため息をつくと
俺はゆっくりと遠くを見つめた。