あの頃の君へ〜eternal love〜

初めて見た



俺の知らない秀吉の顔。



その目つきは沈んでいた俺の心を
一瞬にして燃え上がらせた。



『…へぇ。』



『よく言うよ。』



『女にうつつ抜かして
仕事サボってるような奴が…』



『簡単にテッペンなんか
取れるとでも思ってんのかよ?』



『…………。』



俺は自分を抑えきれずに
正面から秀吉を睨みつけた。



仕事はそんなに甘くない。



それはお互いに
よく分かっているはずだ。



『ちょっと武瑠っ!』



美希が焦った顔をして
ケンカ口調の俺を止めた。



『……………。』



しばらく相互の睨み合いが続くと



その時突然秀吉の携帯が鳴った。