あの頃の君へ〜eternal love〜

『ねっ!』



『めっちゃ可愛いでしょ?//』



『…………。』



画面の中の2人は、



まるで恋人同士のように
楽しそうに笑っていた。



『ねぇ…』



『これって絶対
俺のためだよね!?』



『ねっ!?』



『…………。』



秀吉が同意を求めるように
何度も俺にそう言った。



しかし、



俺はそれに対して
何も答えずにいた。



『ねぇ、蓮…』



『どうしてさっきから
そんなに恐い顔してるの?』



『…………。』



俺は一瞬間を置くと
ようやく重い口を開けた。



『その女は辞めとけ。』



『…えっ!?』



『なんでだよ!?』



『お前知らねぇのかよ?』



『そいつの噂。』



『ウワサ……?』



『ああ。』