あの頃の君へ〜eternal love〜

『なぁに…?』



『ついに歌舞伎町にでも
行く気になった…?』



『、、そんなんじゃないよ。』



俺は脳裏に美希を思い浮かべて…
すぐにそれを否定した。



本当の理由なんて言えるわけがない。



彼女は俺を支え続けてくれた
1番の"エース"なのだから。



『じゃあ、、どうして…?』



『まさか…』



『"彼女が出来た"なんて、、
言わないわよね…?』



彼女はまるで心の中を探るように…
俺の頬をゆっくりと撫で上げた。



『何だよ、、疑ってんの…?』



『大体、俺にいつ女作る暇が
あるって言うんだよ?』



俺は彼女を横目で見つめながら
わざと不機嫌そうに口を開いた。