『ありがとう お兄ちゃん 私は大丈夫だよ! 本当に血は繋がってないんだもん。 お母さんが再婚した時は私、8才だったんだよ。 もう物心付いていたしそれは大丈夫。 それにお兄ちゃんも卓も私に寂しい思いをさすまいとずっと私に本当の兄弟以上に優しくして来てくれたじゃん』 『そっか……強いな沙奈は……。』 そう言ってお兄ちゃんは私に安堵の顔を見せてくれた