そして、返事をする日がやって来た。



『おっかしな~?
何で兄貴は、いないんだ~?』



卓は、不可解な顔をしながら私の部屋に入って来る。




『お兄ちゃんなら今日は顔を出さないよ。
昨日、私、わけあって返事しちゃったから』




『え!?マジで!!
返事したのかよ~!!』




卓は、座り込んで自分の頭を抱え込んでる。



そして、私は卓の側まで行って一緒に座り込んだ。




頭を抱え込むのをやめて私を見た卓に、抱き付いた。