しばらく車を走らせて公園に停車させた、お兄ちゃん。




『もうこれ以上、行くと亜町をでるけど………』



運転席から後部座席に振り向いて言う。





『よし。じゃあ、やろうか!!兄貴!』




卓とお兄ちゃんは車から降りたから私も、取り合えず降りた。





滑り台とブランコと砂場しか無い小さな公園の中を歩いて、お兄ちゃんが私にベンチに座るように言われたから言われる通りに座った。