『安心して下さい。 沙奈さんは、僕が守ります!! 何があっても側にいて守ります!』 卓が、真剣な顔で言った。 なんか、プロポーズみたいじゃない…… 卓、本当に私を好きでいてくれてるんだね。 私の本当の父の前で普通は言えないよ……こんなセリフ。 そして、お父さんは黙ったまま卓の言葉を聞いていた。 『僕にも言わせて下さい。』 今度は、お兄ちゃんが語り始めた