ちょっとは、気にしてよ………お兄ちゃん。 本当は、私のこと好きじゃないの? 卓は、真っ正面から私に好きだって来てくれるのに、お兄ちゃんは私を好きだと言ったかと思えば、クールにもなったりで……… そういう所が、私、 苦しいよ そして、卓が2階から下りてきた 『おっ、おはよ~』 卓の、明るい声で私は何だか楽になった それからしばらくの間は、私は、卓といつも一緒にいた。 高校への登下校も、家に帰ってからも一緒に宿題したり、テレビ観たりと。 お兄ちゃんとは挨拶ていどの言葉しか交わさなかった。