沖田side
「あーあ、彼女気を失っちゃったじゃないか。誰のせいかねー。」
窓にもたれかかった浪士はやれやれといったかんじに笑っている。
「それより僕は貴方を倒すという仕事をしなくちゃいけませんね。」
「あははっ!俺を倒すの?あんたが?ははっ無理無理!」
「その言葉…後悔させてさしあげます!」
僕は浪士に斬りかかった。
しかし、いとも簡単に受け止められてしまう。
相当の手練のような剣の腕。
まさか…。
「せっかくだし、自己紹介してあげるよ。僕は吉田稔磨。長州藩士だ。」
やっぱり。まさかとおもいましたが。



