それに、土方さんは私をまだ疑っている。
ここに来た日から、ずっと監察の人が私を監視しているのだから。
私が気づかないとでも思ったの?
私は、あなた達を信じているのに。
あなた達は、私を信用していない。
そろそろ、監視はなくなってもいいんじゃないの?
人にとって一番苦痛なのは、監禁だよ。
ストーカーもね。
監視は、いわばストーカーと同じで、見張られているようなもの。
ストレスにならなかったら、逆にすごい。
その人尊敬するかも。
「舞花さん。部屋で休んでくださいね。」
沖田さんが部屋に連れてきてくれたけれど、私は軽く解釈して座った。
私が休んだのを確認すると、沖田さんは蔵へと戻った。
「やっぱり……私は……」
“いないほうがいいのかな”
ここのひとたちに必要とされてないのなら、私がここにいる必要性はないと思う。
女中の仕事はしてはいるけれど、それでは隊士の仕事はしないの?
仲間と認められていないのなら、何故私はここにいるの?



