「あ、あの……」
「舞花さん。お好きなものを選んで下さいね。」
あ、もうこれ選ばなきゃいけないパターンだ。
「綺麗………」
その中で、私は桜色の着物、浅葱色の着物、ピンクと白を混ぜたような薄い色の袴に目が止まった。
「あ、じゃぁ……これとこれで……」
「まいどあり」
結局私は六着買った。
少しでいいって沖田さんに言ったのに…。
『もう少し買いましょう!』
一応、組長だから………。
「それじゃぁ、帰りましょうか。」
「あ、あの、墨と筆は……」
「大丈夫ですよ~まだ沢山あったでしょう?」
「そ、そうですけど……」
一応、頼まれてるし………。



