「いゃ、あの!沖田さんには負けますって!」 「でも日本一になったことがあるんですよね?なら大丈夫ですよ!」 沖田さんはそう言って、私に竹刀を渡してきた。 「いや、そんなこといったって…」 「いいから!始めますよ!あ、そこの君!審判やってくれる?」 「は、はい!」 あぁ、これ、もうやらなきゃいけないパターンですね。はい。 「では、始めっ!!」 始まっちゃったよ。 どうするの。この状況。 どっちも動かないし、何より回りの視線が気になる。