「すいませーん!お待たせしました!」
「あぁ、舞花さん。」
道場に入ると、平隊士のみなさんが稽古をしていた。
──へぇ。まずまず、ってところだね。
「………勝てそう」
気づけば、そんなことを呟いていた。
「舞花さん?始めますよ。」
「はい!………て、え?」
えと、今の状況を整理したいと思います。
・隊士さんと試合をすることになった。
・試合をするために道場にきた。
・そして目の前には、竹刀を2つ持った沖田さんがいる。
───ま、まさか……
「ま、まさか、沖田さんと試合するんですか?」
「そうですよ?」
───えぇ!?
む、無理でしょ!
確かに勝てそうなんて言ったけど、沖田さんは新撰組で1*2を争う天才検士。
ま、負けるって。



