「舞花さんは平気なのですか?」


「何がです?」


「……ハァ…そうですね。寝ましょうか。」


私と沖田さんは、背中合わせで寝る事に。


そして私はすやすやと夢の世界に旅だっていった………なんてことはなくて。


───こ、こんなんで寝れる訳ない…


私は恋愛経験もなく、純粋な乙女。


初恋だって、まだ。


男慣れなんて、してない。


この状況で、どうやって寝ろというのか。


そして、背後からは規則的な寝息が聞こえる。


───寝れない。寝れない。



そんなことをかんがえてるうちに、いつの間にか私は縁側にいた。


───涼しい……。


今は5月。私は元々体温が低い為、この季節は半袖でも平気なくらいだ。


ましてや布団なんて。


暑い。