どれだけ助けを求めても、誰も、私を振り返らない。 学校には毎日いっている。 母が学校を休むことを許さなくて、私は毎日むごい仕打ちを受けている。 下駄箱には、切り刻まれた上靴。 机には、カッターて刻まれた嫌がらせの文字や、ペンで乱暴に書かれたありもしないこと。 『尻軽女』とか『ぶりっ子』とか。 もう、どうでもよくなってしまったけれど。 そう、どうでもよくなってしまったからこそ。