パチッ 目を開けると、木造の屋根が見えた。 多分……というより、絶対。 ここ、新撰組の屯所……だよね……。 大方、観察方の山崎さんにでも探させたのかな。 まぁ…いいか……。 私は再び瞼を閉じようとした。けど…… 「あれ?起きたんですか。」 沖田さんが来て無理だった。 「じゃあ、近藤さんの部屋行きますよ。」 ハァ……… 小さくため息をついて、私はついていった。