でも彼女の瞳は、何も写していなかった。 浪士に斬られそうになったときも、目を瞑ってた。 “早く殺せ” そう言っているかのように。 「とりあえず、屯所まで来ていただけますか?」 彼女は頷いた。 ───どうして、斬られそうになったのに、動揺してないんだろう。 その疑問は、後々、わかることとなった。