「ごめんって。昨日眠れなくてさ、許して?」


昨日、貴方を思い出してしまったから。


貴方からもらった簪、今でもずっと、大切にしています。


「しょうがないな〜
とりあえず、はやく行かないと本当に遅れるよ!」


「りょーかい!走るよっ!」


私は走り出した。











今、私が笑えていること。






それは、奇跡なのかもしれない。