それから私達は歩き出した。 歩いてみると、ここが桜の木の丘の上だったことがわかった。 ………それと、もうひとつ気になることが どうして、皆袴や着物を着ているのか。 それに、建物も低い。 そして、私の前を歩いている青年が着ている、浅葱色の羽織。 これじゃあ…まるで……。 ────江戸時代じゃない。 私の脳裏に、ある考えが浮かんだ。 それは─── ………タイムスリップ。