・・・・結局、キャラメルバナナはそのお店には売ってなくて、桐沢はその顔に似合わぬイチゴミルクを買った。
「なんで売ってねーんだよ・・・
売り切れとか詐欺だろー・・・」
隣にはクリームを口につけまくって拗ねる高1の男。←これでも学年1のモテ男ですけどね
「しょーがないでしょ〜!
文句あるなら今度ははやめに行きなさいよ」
「はやめ!?
今でもまだ10時くらいだぞ?
どんだけ人気なんだよ・・・」
本気で落ち込む桐沢に、私はつい笑った。
「次はクレーンゲームね!
ぜーんぶ桐沢のおごりで!」
「なっ・・・・!条件つきならおごってやるよ」
「条件?」
「俺の事名前で呼んだらいいぜ!」
「・・・・・なんで?」



