「悪かったって……でも、なんかお前、さっきと今で変わったな。」
「………気のせいでしょ」
「いーや、絶対変わってる!
俺、こーいうの見抜くのは得意だからな!自身があるっ!!」
「……………あそ」
あーもうどうでもいいゎ。
ほんと、桐沢は調子良すぎ。
今まで無視してたくせに、私がいじめられても助けなかったくせに。
でも、屋上に行って飛び降りるときは、
本気で私を心配していたように見えた。
「ところで……なんで桐沢はあのとき屋上にいたの?」
あのとき、私は1人で屋上に行ったはずだった。
「あー…あれはだな………」
桐沢は首に手を当てながら、少し顔を赤くした。
……なんで顔赤くするの?