「このアマッッッッッッ調子に乗りやがってぇぇぇぇっ…!」


シャキッ


刀を鞘から抜いて斬りかかってきた。



───丁度いい。殺してもらおう。



男は死ねぇぇぇぇ!と叫んだ。



それと同時に、私は目を瞑った。



───よかった。これで、死ねる。



カキィンッ


───何?



目を開けると、浅葱色の羽織を着ている青年が、男の刀を止めていた。