───── ─────── ─────────… 「今までありがとうございました。」 あれから3日。早朝。 私は幹部の人達に別れの挨拶をすることにした。 今までたくさん迷惑をかけ、たくさんお世話になった。 それはもう感謝しきれないくらい、大きいもの。 この二日間、私は沖田さんと共に過ごした。 甘味処に行ったり、呉服屋に行って綺麗な着物を買ったり。 「本当に……“帰る”のか?」 「はい………今までお世話になりました。土方さん。」