目を開けると、そこは真っ白な世界。 華南と会うときは毎回この状態だから、もう慣れたかも。 「舞花…………ごめんね。また呼び出して。」 後ろから華南の声が聞こえた。 私は振り向いて、笑顔で言った。 「大丈夫だよ。それで、今回はどうしたの?」 華南は顔を俯かせた。 「舞花………ごめん。時間切れだよ。」 ……………え? 時間切れって………どういうことなの?