「え、あの、その……はい。」 …………言ってしまった。 顔から火がでるほど恥ずかしい…………! 「沖田さんが…………好きです。」 すると沖田さんは抱きしめる力を強めた。 「……………僕も、です。」 「……………え?」 「僕も、舞花さんが好きです。」 「う、そ…………」 「嘘じゃありません。その証拠に十六夜を抜くことができたんですから。」 【十六夜】は、持ち主を選ぶ妖刀。 そっか……………私、沖田さんと、両想いだったんだ。