「ん~~…?」


しばらく観察してたら
目が覚めたらしい。


「だぁれ...…?」


こっちが聞きたいよ。


「えとあのさ、ここ俺の場所なんだけど。」


「...ふぇ!?あ!!ご、ごめんなしゃい!」

ささっと起き上がったその子は
なんというか、ぺたんこ座りをした。


なんというか。



俺今まで何かをかわいいとか
特別な感覚なかったんだけど
この山林にいるせいかな





その子をかわいい思ってしまった。