うつくしいもの


再びキスをされて、
私は涼雅に組敷かれるような形になった


そして、バスタオルを剥がされる




「あの、電気消して下さい。

明るくて、嫌です」


自分の顔が恥ずかしさから、熱くなる


きっと、真っ赤になっているかもしれない




部屋は、目に映る風景が滲むくらいに明るい



見上げている涼雅の向こうに見える電球が、とても眩しい



パチッ、パチッ、パチッ、と音がして、

部屋が入り口の方から順番に暗くなって行く


涼雅は腕を伸ばし、
枕元のタッチパネルで電気を消していた