私がバスタオル1枚を肌に巻いて部屋に戻ると、

涼雅はベッドの上で
大の字に近いような形で気持ち良さそうに眠っていた


スースースー、としっかり寝息を立てて



ライブの疲れなのか、お酒のせいなのか分からないけど、

自分の意思で眠りについた訳ではないのだろう




私はそのまま、涼雅に近付いた



起こしたら悪いと思いながらも、
起きて欲しい



せっかく憧れの彼と居られるのに、
もったいないと思ってしまう



もう2度と、こんな時間を涼雅と過ごせるか分からないのに