「でも、俺、それ嫌味かな?って。 1度、兄貴の作った曲を盗作した俺に対する。 だから、いらない、って、怒鳴って電話切った。 なんで俺……」 もう我慢出来なくて、 優雅は涙を溢していた 初めて、優雅が泣いている姿を見た 私よりも優雅の方が、 涼雅は自殺なんじゃないか?と思っているのだと気付いた 私だって、涼雅の事は悲しいけど、 そんな優雅を見ていたら私なんかが泣いたらいけないような気がした 必死に、泣くのを耐える