うつくしいもの



「優雅の事、頼むな。

俺の大事な弟なんだわ」



「――はい」



「お前なんかにはもったいないくらいに、
あいつはいい男だから。

一途だから浮気とかしねーだろうし、
馬鹿みたいに優しい」



「はい……」



こうやって、涼雅と話している事が不思議に思う



涼雅と一夜を過ごした2年後に、

こうやって誰も居ない公園で二人で話すなんて思わなかった



不思議な運命――