「――うそっ」


私はソファーに座り、

スマホを見ながら思わず声を出した




「どうしたの?」


優雅はそう言って、

私の背後からスマホをサッと取った





「あっ」



お風呂に入っていた優雅が、

既に上がって来ている事に気付かなかった






今、部屋のオーディオから、

私達のCDが大きな音で流れているから




いつも優雅に隠れて、

涼雅の近況をチェックしていた



優雅がそんな私をどう思うのか……




優雅の顔を、
窺うように見てしまう



何を言われるのか怖くて、


全身、冷や汗が出て来た