最悪から最愛へ

ただいつものように真ん中でのびのびと寝れはしないが。


「んー」


本当に「んー」しか言わない。肯定か否定か判断出来ない。


「後で、文句言うなよ」


渚をお姫さま抱っこして、ベッドへ運んだ。



そして、

外が明るくなってきた頃…渚の目が開く。


「んー。…ん?…えっ?ここ…えっ?嘘…何で?…キャア!何でよ!」


やっと目覚めた渚は自分の置かれている状況を即座に理解出来なくて、焦る。

知らない部屋の知らないベッドで寝ていて、隣には知っている峻がいる。まさか?と自分の服装を確認したら、上のカットソーは着ているけど、スカートは履いてなくて、下着だけだった。


「うるさい…まだ寝てろよ。お前、遅番だろ?」


「そうですけど…じゃなくて!何で店長がいるんですか?」


「俺の家だから」


「あ、店長の家ですか…。いや…でも、どうして…」