最悪から最愛へ

「んー」以外の言葉を発したので、起きたのかと渚の顔を見る。でも、眠ったままである。


「はあー」


盛大なため息をついて、バスルームへと向かった。シャワーを浴びた峻が戻ってきても、渚はまだ寝ている。


「そういえば、明日のシフト…」


スマホを操作して、レジ部門のシフトを確認する。


「遅番か…」


渚は遅番だった。ちなみに峻は休みである。朝、急ぐ必要はないことに少し安心する。峻は、ベッドで寝ようと寝室へ行く。寝室にあるチェストからタオルケットを出して、リビングに戻る。


「憎たらしいくらいよく寝てやがる…」


ソファーで寝かせたら、身体が痛くなるかな…
タオルケットをかけるが、渚を見下ろして、何かを考える。


「紺野、ベッドで寝るか?」


ベッドの方が身体は痛くならないだろう。峻のベッドはダブルサイズだから、渚を寝かしても狭くはならない。