最悪から最愛へ

大人の営み…言葉通りだろう。これから、峻の家に行けば、それをすることになる。だけど、渚が安易に頷くわけがない。


「む、無理です。そういうことを店長とするなんて、考えられないし、有り得ないです。何を考えているんですか?」


渚は、顔を赤くして反論する。断固拒否しないといけない。


「何をって、ただ渚を抱きたいなと思っただけだよ。いけないか?」


「いけないに決まってます!私と店長はそういうことをする仲ではないですよ」


「まあ、今まではそうだったけど、そういう仲になってもいいんじゃない?結構、相性良さそうだし」


峻は渚の反論に怯むことが全然ない。自分の欲望を叶えたいのだ。その欲望にはちゃんと意味がある。


「相性?私たちの相性は最悪だと思いますよ。店長もそう思ってたはずです」


峻のしたいことは仲良くなければする意味がない。