遥也side 風呂に入り終わり、 自分の班の部屋に戻る。 「はぁ~、気持ち良かったなぁ!」 「やっぱ温泉はちげーな。」 斎藤と話しながら荷物の整理をする。 「オーイ!斎藤、高梨。 今から女子来ると思うから!」 「ハ?」 女子? 「えー!誰誰?」 斎藤はノリノリで聞き返す。 「おんなじクラスのやつら!」 じゃあ芹いんのかな……。 それより沢北か…… ドアのノック音に俺たちは「「オッ」」というどよめきを起こした。