え……。 今…… 何が起こってる? 私の頬には遥の柔らかい猫っ毛がくすぐったく当たる。 遥の左手は私の腰に回されていた。 「っは、は!!はる!!?」 だ、抱きしめられてる!!? 何? 何で!? 「黙って。」 「っっ!!!」 なんでそんな甘い声で言うの? 遥はさらに私を抱きしめる手の力を強めた。