カウンターに座ったものの心臓がドキドキしていた。
「ヤクザが経営してるんじゃないか?」おしぼりで手を拭きながら耳もとで言った。
もう一人が答えた「こんな田舎でこんな店、変だよな~」
「ぼったくられるんじゃないか~?」
「俺一万円しか持ってきてないぞ」 そんなヒソヒソ話をしていたら目の前に
とても綺麗な女性が現れた。
「はじめまして。麗香ともうします。」そう言って名詞を差し出した。
名詞を見ると、この店のママらしい・・・
モデルのように細くて、上品な顔だち。二人共、思わず見とれてしまった。
「お飲み物は、何にいたしましょう?」
「じゃあ、ビール下さい。」