少し田舎の静かな街にスナックがオープンした。
名前は「remote」
エレベーターもない小さなビルの階段を登って remoteのドアを開けると
そこは別世界。
白い大理石の床に白いソファー。入り口には大きな花瓶に豪華な花が飾られている。
「いらっしゃいませ~」若くて綺麗な女の子達の元気な声。
近くで農家をしているおじさんが、新しいスナックが出来たからちょっと寄ってみたものの、繁華街の高級店のような店内に驚いて突っ立ていた。
すぐにチーママの美香が近づいて「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」
「あっ、はいっ」 
「カウンターとボックス、どちらがよろしいですか?」
「じゃあ、カウウターで・・・」