そして他愛もない会話を少ししながら帰っていると私の家に着いた。



「送ってくれてありがと。助かった!」


また明日と言って家の中に入ろうとした時呼ばれた。


「桜羽さん」

「どうしたの?」

「あ、えっと…」



帰る少し前の一之瀬君にまたなった。

オロオロしたりモジモジしたり。


今度はなんだろ…。


「名前…」

名前?下の名前で呼びたいのかな?

別に聞かなくても読んでいいのに。


「名前で呼んでください」


顔が真っ赤で好きな人に告白してる女の子みたいになってる。

てか一之瀬君も私に告白してるんだっけなんて思い出していた。