真面目君の笑顔に恋をして

自分の名前に敏感なのかそれとも地獄耳なのか。


明奈が近くにあった私の好きそうな赤色のチェック柄を選んで私に合わせていた。


「これ一之瀬はどう思う」

「え…」


顔を真っ赤にして俯いてしまった。


「ほら、赤くしないで水着を選んでると思えばいいのよ!」


確かにいい考えです明奈さん。

そういうのは頭がいいんですね、マジ先輩リスペクトっす。



そしてチラッと私の方を見て耳を澄まさなければ聞こえないような声で

「似合ってると思います」

そう言った。