ああ、とママが呆れた顔をする。
「いくら咲季が喜ぶからってわざわざほかの男の子とデートするチャンスを作ってやるなんてばかよねえ。でもきっと、自分の気持ちを確かめたかったのね。肝心なのはトオルの気持ちだし、実は女として好きだという可能性もないこともないかもしれない、なんて遠回しであやふやな想いじゃ女心はつかめないわよ。咲季って鈍感だし」
トオ兄は膝の上のモンモンの背中を撫でながら話を聞いているだけだ。
そしてママとパパで勝手に話を広げたあとに、何事も円満に場を収めるくせがついている学園長のパパが「ママ、こういうことは周りで急き立てたってしょうがないからそっと見守ろうよ」と、会話を穏やかに締めにかかった。
しかし一方、何事も言いたいことは言いたいだけ言わないと気がすまないママは、パパの言葉をスルーして話を続ける。
「いくら咲季が喜ぶからってわざわざほかの男の子とデートするチャンスを作ってやるなんてばかよねえ。でもきっと、自分の気持ちを確かめたかったのね。肝心なのはトオルの気持ちだし、実は女として好きだという可能性もないこともないかもしれない、なんて遠回しであやふやな想いじゃ女心はつかめないわよ。咲季って鈍感だし」
トオ兄は膝の上のモンモンの背中を撫でながら話を聞いているだけだ。
そしてママとパパで勝手に話を広げたあとに、何事も円満に場を収めるくせがついている学園長のパパが「ママ、こういうことは周りで急き立てたってしょうがないからそっと見守ろうよ」と、会話を穏やかに締めにかかった。
しかし一方、何事も言いたいことは言いたいだけ言わないと気がすまないママは、パパの言葉をスルーして話を続ける。


