自慢話ははしたないからしないこと、と日頃自分に言い聞かせてきたのに、バレンタインデーにトオ兄がどれだけたくさんのチョコレートをもらうとか、ある企業に頼まれて何かの開発を手伝っているらしいとか、熱を出したらかかえて医者に連れて行ってくれたとか、それはそれはペラペラペラペラ、三品君が感心しながら聞いてくれるのをいいことに私はしゃべり続けた。
「お兄さんを愛する気持ちが伝わってくるよ」
その言葉にようやく我に返った時にはタイムアップになっていた。
「あ、ごめんなさい。私ったら兄貴の話ばかり」
恥ずかしさと自己嫌悪。
「全然、平気。僕、一人っ子だからお兄さんの話、楽しかった。すごく羨ましい。よかったら今度会わせてほしいな」
「うん、いいよ」と答えたものの、会わせるわけにはいかない。
またひとつ嘘を追加。
ちゃりーん。
シャイラのために咲季が嘘を積み上げた。
「お兄さんを愛する気持ちが伝わってくるよ」
その言葉にようやく我に返った時にはタイムアップになっていた。
「あ、ごめんなさい。私ったら兄貴の話ばかり」
恥ずかしさと自己嫌悪。
「全然、平気。僕、一人っ子だからお兄さんの話、楽しかった。すごく羨ましい。よかったら今度会わせてほしいな」
「うん、いいよ」と答えたものの、会わせるわけにはいかない。
またひとつ嘘を追加。
ちゃりーん。
シャイラのために咲季が嘘を積み上げた。


